2014年1月7日

SAPの販売管理で、価格設定をするまでの関連カスタマイズ画面

この記事ではSAP SDで、価格を決めるまでに必要な設定画面について述べています。


condition table (条件テーブル) 条件レコードのキー項目を定義したもの。3桁の数字で名前がついている(例;304)

Condition type (条件タイプ) 価格を決定するための計算方式。個数に応じて割引、とか一定以上の重さになったら割増、とかそういう条件。PR00とかK007とか、たいてい4桁の英字数字組み合わせ。


Access sequence (検索順序) 正しい条件にするために、どういう順番で検索するかを規定している。条件テーブルをどういう順番で使うかが定義してあり、Condition Type同様に4桁である。PR02とか。

Pricing procedure (価格決定表) 最終的に価格を決定するために、どういう条件タイプを使うか定義してある。RVAA01のように6桁の英数字である。


※この順番でカスタマイズしていく。(とあるし、カスタマイズ画面の順番もそのとおりなのだけど、実際は検索順序を定義してからでないと条件タイプが定義できないような気がする。。。)

あと、Condition record (条件レコード)というのは、価格決定に使われるデータのこと。重さ、とか、地域、とか。

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Condition table (条件テーブル) 条件レコードのキー項目を定義したもの

1つの条件テーブルにどんな条件が必要なのか、左側のフィールドにポコポコと追加していく。(なお、条件レコードの右側の一覧は、PgDnキーを使わないとスクロールできないので要注意)

Condition type (条件タイプ) 
PR00とか、価格決定に必要な条件。
詳細画面になると、どのアクセスシークエンス(検索順序)が使われるか、とか手で金額を変更していいか、とか、割引なのか割増なのか、など設定する項目がたくさんある。

Access sequence (検索順序)
SAPお得意のすごいややこしい設定。設定変更したいレコードを右側の画面から選んだら、左側のツリー構造のフォルダをダブルクリックすると、選択したレコードの変更(詳細)画面に遷移する。


これが、詳細画面。検索順序がどうなっているのか、詳細が分かる。この画面でみると、4つの項目からなっている。1つ1つの項目は先ほど設定した3桁の数字からなる「条件テーブル」である。

なお、条件テーブル選択して、右側のFieldフォルダをダブルクリックすると、その条件テーブルに何が含まれているか(何がインプット・アウトプットなのか)がグラフィカルに表示される。

Pricing procedure (価格決定表)

価格決定表もこの画面で詳細を閲覧できる。


価格決定に至るまでに、どんな条件レコード(PR00とか、個数割引とか、顧客割引とか)が使われるかをひたすら定義している。

条件タイプや条件テーブル、価格決定表などの包含関係は以下のとおりです。


これに、顧客価格決定表というキー(アルファベット1文字)を決めて、販売エリアとそのキーをもとに、価格決定表を定義して、顧客マスタから販売エリアと顧客価格決定表をもとに、価格決定表を呼び出す。(ここがいまいち理解できていない)

オマケ
英語ネイティブでもちゃんと図が書けるんだ!
http://wiki.scn.sap.com/wiki/display/SD/SD+Pricing+overview

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